若狭国などの小浜藩領内(おおむね現在の嶺南に該当)と京都を結ぶ街道の総称のひとつ「鯖街道」。 若狭町三宅付近で丹後街道と分かれ道を北川に沿って進むと、かつて街道随一の賑わいをみせた宿場「熊川宿」に到着します。ここは近世初頭より物資輸送の中継地として、関所・奉行所が置かれ、商店、旅籠、問屋、荷倉が軒を並べていました。ここから急勾配の水坂峠を越え、保坂の集落で九里半街道(巡礼道)から朽木谷に入ると、そこから京の都まで一直線で南下することになります。 若狭から京都へ運ばれた物資の中でも「鯖」が特に多く有名になったことから、この名がつけられた言います。 道路状態や交通網がまだまだ発達していなかったこの頃、若狭で揚がった鯖を塩に付け運んだところ、京の都につく頃には、ちょうどよい塩加減になったということから有名になったともいわれ、その食文化は今でもここ福井と京都の中に生き続けているのです。 ここ福井県では、『半夏生(はんげしょう)の日』があり、うなぎ同様夏の栄養補給のために、家族全員が焼き鯖を1本ずつ食べる習慣も残っております。 |
人気NO.3
|
|||||
人気NO.9
741円
111円 |
人気NO.11
|
人気NO.12
1,350円
203円 |
|||