モミジアオイ(モミジフヨウ)
【分類】アオイ科フヨウ属 『耐寒性、耐暑性』
【学名】Hibiscus coccineus
【原産】北米
【別名】コウショッキ
【用途】花壇、鉢植え等
【開花】7月〜9月
【草丈】1.5m〜2m
夏に赤い花(基本種)を咲かせる宿根草で、種でも増やすことができます。肥沃な土地では背丈も2mくらいに成長したくさん花を咲かせます。
葉はモミジに似て、花はハイビスカスに似ています。
花は赤(基本種)く、大きく開き、夏を感じさせる花でもあります。
米国南東部の海岸平野の沼地、沼地、川岸など見られます。
変種に白花があり、白いテキサススターまたは孤独なスターハイビスカスとしても知られています。
耐寒性、耐暑性もあり、育てやすい宿根草です。
■栽培方法
日当たりと風通しのよい場所を好みます。
活着してしまえば乾いた場所でも育ちますが、原産地は湿潤な場所です。
琵琶湖の水をかぶるような岸や注ぎ込む川の河口などでも自生がみられる等
湿り気のある場所を好むようです。
しかし普通にどこでも育っていますから適応性はかなりあります。
(植え込み)
よく日の当たる水はけのよい肥沃な土壌を好みます。湿潤な土壌で自生しているとはいえ、水はけの悪い場所(停滞水)はよくありません。
鉢栽培は赤玉土、鹿沼土など保水性のある用土を混合して用います。
露地植えでは腐葉土などをたくさん加え、柔らかい土にして植え込みます。植え込み後は乾燥しないように水を与えます。
(春の管理)
春になると株から芽を出しますから、日の当たる場所で管理します。
露地植えでは腐葉土などをたくさん入れた柔らかい土にしておくとよく成長して株状になって大きくなります。肥料も好みますので油粕の固形肥料を撒いておきます。
(夏の管理)
夏には真っ赤な花(基本種)を咲かせます。土が乾燥しないように水やりには注意します。肥料も与えます。
(秋から冬の管理)
株が大きくなっている場合は、葉が枯れる頃に根を掘り出し、硬い根をスコップなどでざくっと切って株分けをして植えつけることもできます。
植え替えをしない場合、寒くなって枯れた株は根元から刈り取っておきます。