高岡銅器の伝統を受け継ぐ鋳物メーカーである能作。
高岡銅器は、原型師が像の元となる雛型の造型を行い、それを砂でできた鋳型に置き換えます。
そして、その鋳型に溶解した銅を流し込み、
型を外して研磨・着色・彫金(彫刻・象眼)といった加工を施した後、仕上げを行ってやっと製品が完成します。
それぞれの工程は分業化され、どれも卓越した技術が必要です。
能作は、こういった昔ながら鋳造技術を受け継ぎつつ、新しい素材・技術研究や商品開発に取り組んでいます。
真鍮とは、銅と亜鉛の合金です。
紀元前1000年頃から用いられ、古代ローマ帝国では貨幣として使用されました。
日本でも正倉院に奈良時代、中国から輸入された真鍮製品が納められています。
現在では、いちばん身近なものでは貨幣の5円玉、
そのほか小物、インテリア、建築金物、仏具や楽器の材料としても愛されています。
能作の風鈴やそろり、燭台も真鍮製です。
おりんや具足で培われた鋳造技術を活かし、ひとつひとつ職人の手によって仕上げられています。
真鍮製品といっても仕上げによるその表情は様々。
能作の技と心意気が詰まった味わいのある製品を、お楽しみください。
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