【高知城の歴史】
高知城は現存12城天守の一つで、本丸の建物がすべて残っている唯一の城である。 慶長6年(1601年)関ケ原の戦いの功績により、山内一豊が掛川から土佐へ初代藩主として入封し高知城(築城時は河中山城と呼ばれた)を築いた。 天守は望楼型4重6階で天守台を持たず、本丸の上に直接礎石を敷き建てられている。 その姿は、一豊の前の居城であった掛川城の天守を模して 造られたとも言われている。 享保12年(1727年)、高知城下は大火にみまわれ、城の建物は天守を含めほとんどが焼失してしまう。 城はその後長い年月をかけて再建され、宝暦3年(1753年)創建時の姿を取り戻した。 現在みられる建物は、この再建時のものである。